一言でいうと「木材などの建築建材の水分によいミネラルを浸透させる技術」です。

もう少し詳しくいうと、水溶性二量体鉄塩という水に溶ける特殊な二種類の鉄ミネラルのこと をFerrous・Ferric・Chloride (フェラス・フェリック・クロライド)といいます。頭文字からFFCと略して呼称しています。
このFFCを建材などの組織内の水分に含浸(浸透)させるのですが、この技術を FFCテクノロジーと言います。
木質系建材の場合は、木の細胞内の水分に含浸させる処理を行います。
またFFCを浸透させることができるのは木材だけに留まりません。 ビニールクロスなど、細胞を持たない顕在の場合でも、含まれる水分に含有させる処理を行うことができます。


生木はその50%が水分と言われ、加工された後も、 概ね12%の水分が結合水として、残っていると言われています。


その組織内の水分にFFCを含浸(浸透)させるのですが
1.善玉菌の増殖を促し、悪玉菌を抑え込む働きが増大します。
2.遠赤外線の放射率が上昇します。
3.木材の持つ薬効成分が腐朽菌を抑え、害虫の忌避性を高めます。
4.森林浴のような癒し効果も期待できます。
5.木材の抗酸化力が高まり、腐りにくく、長寿命となります。
6.暮らす人への作用としてカビ等の飛散等を抑え、免疫力の安定を促します。

また、それらの効果は持続します
では、実際にFFCの効果を実験で確かめてみます。


※実験実施機関 福岡大学医学部生物科

1.悪玉菌測定(ブドウ球菌)

25℃、24時間経過後。以下でわかるように左の一般木材に着床した菌は増殖し、右側のFFCテクノロジー処理木材だとブドウ球菌が消滅しています。

一般木材
FFC加工木材

2.善玉菌測定(乳酸菌)

25℃、24時間経過後。善玉菌の場合は逆に左の一般木材に着床した善玉菌は増殖し、右のFFCテクノロジー処理木材だと増えています。

一般木材
FFC加工木材

3.悪玉菌測定(カビ菌)

25℃、24時間経過後。一般クロスに着床した雑菌の中で特にカビ菌は、増殖し、FFCテクノロジー処理クロスに着床した雑菌中のカビ菌の増殖は抑制されました。

一般木材
FFC加工木材


化学物質の分離過程の実験モデル(模型用塗料主成分:有機溶剤、アクリル、顔料)
水道水に模型用塗料を注入したあとにFFC溶液(水溶性二重体鉄塩の水溶液)を注入すると化学物質は分離した後分解され沈殿し水は透明になっている様子がわかります。

ヒトの免疫は、自然の森の中での生活感を味わえるような居室環境を創造することにより上昇すると考えられています。 このFFCテクノロジーによって処理された建材は、データから判断しても、古代の森を再現するような木材であり、まさに”生きている”と言えるでしょう。 そのような木材で作られた住宅は、ヒトの免疫力をも上昇させるというデータが確認されており、現代の家で自然の森の営みを造り出す技術として期待されております。


黒岩 中   福岡大学医学部微生物免疫学部教授
略歴  
1968年 九州大学医学部卒業
九州大学医学部附属病院外科系研修医
1972-74年 フランス国立癌及び免疫遺伝子研究所研究員
1976年 九州大学大学院医学研究科修了(医学博士)
九州大学医学部助手(癌研究施設)
1978年 福岡大学医学部微生物学助教授
1988-90年 英国ケンブリッジ大学病理学部客員講師
2003年 福岡大学医学部微生物学・免疫学教授